ニキビとは、皮脂や古い角質によって毛穴が詰まることで起こる皮膚の炎症性疾患です。
改善するためには、肌を清潔に保つことなどが必要ですが、ひどい場合やできやすい人には
高濃度ビタミンC点滴が有効な治療となります。
高濃度ビタミンCを点滴することによって、体内にビタミンCを効率良く取り入れることができます。
高濃度のビタミンCを取り入れることによって、肌の保水力を高めることができ、メラニン合成を抑制し、コラーゲンの生成を促します。
また、皮脂分泌のコントロールなどもできることからニキビや肌荒れなどにも効果的です。
高濃度ビタミンCによる抗酸化作用がニキビに良いとされています。
皮脂の分泌を抑制することでによって予防ができたり、毛穴に詰まった皮脂を酸化させてしまう
活性酸素を除去することで悪化するのを防ぐことができます。
高濃度ビタミンC点滴は副作用がないのもメリットの一つです。
ビタミンCは水溶性のビタミンですので、点滴をして過剰に摂取しても尿とともに
排出されるため副作用は基本的に起きないとされています。
この施術を受けたい場合には、まずクリニックでカウンセリングを受ける必要があります。
点滴した後は血糖値が低くなりやすいため、空腹状態で施術を受けることは避けるようにします。
一回の費用は投与量によって異なってきますが、1〜3万円程度が費用の相場となります。
美容目的に行う場合には信頼できる医師の元で継続して受けることが大切です。
間違ったスキンケアなども原因に?肌が乾燥する原因
乾燥肌は肌の水分や皮脂が不足している状態のことを指し、ドライスキンとも呼ばれています。
この乾燥肌と密接な関係にあるのが皮膚の表層を覆う表皮の一番外側ある角質層です。角質層は肌の水分を保ち、アレルゲンなどの
外部刺激から肌を守るバリア機能の役割を果たします。
しかし、何らかの原因により角質細胞に含まれるアミノ酸などの天然保湿因子や細胞間脂質が減ってしまうとバリア機能が低下して
しまい、肌が乾燥してしまいます。
その主な原因は皮膚のターンオーバーが正常に機能しなくなることにあります。
ストレスや生活習慣の乱れによってそのサイクルが遅れたり早まったりすることで正常に機能しなくなり、アミノ酸などの天然保湿因子や
細胞間脂質が生成されにくくなってしまい、肌の乾燥の原因となります。
この他には冷房や暖房の長期使用、紫外線による肌へのダメージ、ビタミンB郡の不足、加齢による皮脂分泌量の減少が挙げられます。
また、間違ったスキンケアも肌が乾燥する原因になります。
ナイロンタオルでこすりすぎたり、洗浄力が強すぎるボディソープなどの使用が皮脂のバリアを低下させることに繋がります。
42度以上の熱湯に浸かることも肌から必要な脂質を奪い、バリアの機能を低下させてしまいます。